Echoon ユーザーガイド

Echoonは、マイクや会議の音声も、手元の録音も、そのまま使える整った文章に変えます。そのうえにAIによる訂正・翻訳・要約・アシスタントが乗ります。このガイドではまず全モード共通の仕組みを説明し、そのあとで各モードの特徴を取り上げます。

はじめに

ログイン、またはゲストのまま試す

ログインせずに使うこともできますが、ゲストの文字起こしはそのブラウザセッション内にしか残らず、無料クレジットも付きません。Microsoft(Azure ADの職場・学校アカウント。企業利用にはこちらを推奨)、Google、Apple、GitHub、Facebook、X、LINEのいずれかでログインすると、毎週の無料クレジットを受け取り、履歴を保存し、複数の端末で同期できます。

クレジットと料金

  • 1クレジット=標準文字起こし(1x)1時間ぶんで、定価はUS$0.30です。単価はこれ一つで、サブスクリプションはありません。
  • 高度な文字起こしとバイリンガル会話は2x、会議ボットは3x(議事録ボットの実費が別途かかるため)、ボイスメモとファイル文字起こしは1xです。
  • 完成した文字起こしをAIで強化する場合、その音声の長さの1xがかかります。ボイスメモとファイル文字起こしでは1xに含まれているため無料です。
  • 単価は1時間あたりで表示されますが、課金は実際に録音・アップロードした音声に対して秒単位で行われます。90秒で停止すれば90秒ぶんです。最低料金も、分単位への切り上げもありません(AI強化だけが例外で、最低1分から課金されます)。
  • 値引きではなくボーナスクレジットのキャンペーンを行っています。開催中は大きいパックほど支払額以上のクレジットが付与されます。購入画面にキャンペーン名、各パックのボーナス、終了時期が表示されます。ボーナスクレジットは通常のクレジットと同じで、価値も用途も同じ、有効期限もありません。
  • クレジットには3種類あり、この順に消費されます。トライアルクレジットは毎週の無料枠で、お住まいの地域の週初めにリセットされます。1セッションで使えるのは最大0.25クレジット(標準で15分、高度で7.5分)までで、次に使えるまで少し間が空きます。この上限に達したセッションは、他のクレジットで動き続けます。リワードクレジット(登録特典、初回購入ボーナス、友達紹介)は無期限で、セッションごとの上限もありません。購入クレジットには一切の制限がなく、会議ボットを動かせるのはこれだけです(会議ボットは時間課金の外部サービスを使うためです)。
  • 残高は左下のメニューに表示されます。タップすると利用明細の確認とパックの購入ができます。

返金について

クレジットは決済完了と同時に付与されるため、購入は原則として返金できません。ただし、付与されたクレジットを1つも使っていない購入については、14日以内であれば全額返金します。1つでも使った時点でその購入は返金対象外となり、一部返金は行いません。判定の対象は購入クレジットだけです。購入後に毎週のトライアル枠やリワードを使っても返金には影響しません。それらが先に消費されるためです。詳細はアカウントメニューからリンクされている返金ポリシーをご覧ください。

最初の文字起こし

ホーム画面かサイドバーからモードを選び、認識言語を指定して開始を押します(ファイルをドロップしてもかまいません)。すべてのセッションはサイドバーの履歴に保存され、検索・名前変更・共有・削除ができます。

セッション設定 — 全モード共通

各ライブモードの前に出る設定画面(およびセッション中の設定ドロワー)は、同じ部品からできています。ここに1分かけるだけで、精度に直接返ってきます。

認識言語

Echoonは29言語を認識します。既定値は「設定 → 音声認識」で指定し、セッションごとに上書きできます。バイリンガル会話では1文ごとに言語を自動判定します。

音源:マイクとスピーカー

ライブモードではマイク、スピーカー/システム音声、またはその両方を録音できます。オンライン通話なら自分側だけでなく相手側も取り込めます。スピーカー取得では画面共有のダイアログが開くので、音声を再生しているタブか画面を選び、「音声を共有」にチェックしてください。

シーン × 業界

その会話がどこで行われているか(シーンは1つ)、どの業界に関わるか(業界は複数選択可。病院向けのITプロジェクトなら両方)をAIに伝えます。専門用語の辞書が読み込まれ、訂正・翻訳の言い回し・メモの取り方がそれに合わせて変わります。どちらも既定は「自動」で、そのままにしておけばAIが会話の内容から十分に判断できた時点で設定を決め、以降はそれに従います。独自のシーンや業界は設定から追加でき、言語は問いません。

ホットワードと個人辞書

人名・製品名・専門用語は、認識をそちらに寄せておくと正しく書き出されます。その場限りの語句はセッションごとのホットワード欄に、いつも必要な語句は「設定 → 辞書」に登録してください。

背景資料

文脈を貼り付けるか、PDF・Word・テキストのファイル(アジェンダ、履歴書、製品資料など)をアップロードできます。テキストはお使いの端末上で抽出され、長い文書はAIが要約に圧縮します。これが訂正・Q&A・洞察・発言提案のすべての土台になり、精度が目に見えて上がります。

話者ラベルと声の登録

話者ラベルを有効にすると、誰が何を言ったかが分かれます。「設定 → 音声認識」で一度声を登録すれば(サンプル文を10〜30秒読み上げます)、文字起こしに「話者1」ではなく実名が表示されます。完成した文字起こしからその場で登録することもできます。1人あたりのサンプルを増やすほど、照合の信頼性は明らかに上がります。

AIアシスタント

高度な文字起こしと会議ボットでは、アシスタントがリアルタイムで動きます。標準・ボイスメモ・ファイルの文字起こしでも、ワンタップのAI強化を行えば同じパネルが使えます。

要約

決定事項、アクションアイテム、未解決の論点など、シーンに応じて見出しが変わる構造化された要点まとめが、参加者がまだ話している間に組み上がっていき、セッション停止と同時に確定します。

Q&A — 会話に質問する

ここまでの内容について何でも尋ねられます。質問の自動検出をオンにしておくと、相手があなたに質問したことをEchoonが察知し、回答案を自動で用意します。やり取りはすべてQ&Aタブに保存されます。

「何て言えばいい?」の提案

会話の途中で言葉に詰まったら、ワンタップで返答案が出ます。背景資料とここまでの会話に基づいた内容です。

洞察

ワンタップで、ここまでの会話を分析します。未解決の論点、リスク、アクションアイテムを、シーンと背景資料に合わせて挙げます。

AI強化(1x)

標準・ボイスメモ・ファイルの完成した文字起こしは、あとからでも文単位の訂正・翻訳・要約を追加できます。設定画面で自動強化をオンにしておけば、セッション終了時に自動で実行されます。強化に失敗した場合、課金は発生しません。

モード別の解説

入り口は6つ、土台はすべて同じです。音声がどう届くか、AIをどこまで乗せるかで選んでください。

標準文字起こし 無料

マイクやスピーカーの音声をそのままリアルタイムで文字にします。正確な文章を最も速く、最も安く得る方法です。

  • インタビュー、口述、とにかく文章だけが欲しいときに向いています。
  • ホットワード、シーン/業界、話者ラベルはここでも使えます。オフになっているのはAIの副操縦士だけです。
  • 完成後に1xでAI強化できるので、標準で始めても要約への道が閉ざされるわけではありません。

高度な文字起こし 2x

リアルタイム文字起こしにAIの副操縦士がフルで付きます。1文ごとの訂正、その場の翻訳、要点の自動蓄積、そして必要なときのQ&A・洞察・発言提案。

  • 開始前にシーン・業界・背景資料を設定してください。すべてのAI機能の精度が上がります。
  • 要点まとめは会議が終わった瞬間にできあがっています。議事録を待つ必要はありません。
  • 質問されそうな場面では質問の自動検出をオンにしてください。質問が飛んできた時点で回答案が用意されます。

バイリンガル会話 2x

2つの言語のあいだをリアルタイムの双方向翻訳でつなぎます。言語が通じない相手とのあいだに画面を置いてください。

  • 最初に言語のペアを選びます。各文はそれぞれ単独で言語判定され、ペアのもう一方に翻訳されるので、話している最中にどちらも切り替え操作をする必要がありません。
  • 選んでいない第三の言語が出てきても機能します。捨てられるのではなく、言語Bに翻訳されます。
  • 会話画面から文字サイズの調整と全画面表示ができます。「大阪の家電量販店でカメラを買う」程度の一行の背景情報でも、翻訳は目に見えて良くなります。

会議ボット 3x

Zoom、Google Meet、Teamsのリンクを貼ると、AIの議事録ボットが通話に参加し、会議の音声を高度なパイプラインに中継します。訂正・翻訳・要点まとめ・各種アシスタントがすべて含まれます。

  • ボットが入室を求めたら、主催者に承認してもらってください。参加前に表示名を変更できます。
  • 会議のあいだEchoonのタブは開いたままにしてください。ボットは音声を中継するだけで、文字起こしはお使いのブラウザで動いています。
  • 追加分のクレジット(高度の2xに対して3x)は、議事録ボットそのものの費用です。

ボイスメモ 1x

ブラウザ内でローカルに録音し、停止したときに一括で文字起こしします。

  • 文字起こしを押すまで何もアップロードされません。一時停止と再開、音声のダウンロード、破棄して録り直しも自由です。
  • うっかりタブを閉じてしまっても、未処理の録音は次にボイスメモを開いたときに復元を提案します。
  • 自動強化をオンにすると、文字起こし完了と同時に訂正と要約が付きます(1xに込み)。

ファイル文字起こし 1x

手元の音声ファイルをアップロードすると、標準と同じ単価で全文が返ってきます。

  • MP3、WAV、M4A、WebM、FLAC、OGGに対応しています。
  • アップロード前に認識言語を選んでおくと精度が最も高くなります。
  • 自動強化をオンにすると、文字起こしができ次第、訂正・翻訳・要約が加わります(1xに込み)。